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KeychronのワイヤレスメカニカルキーボードでQMK/VIAに対応した「Max」シリーズを選ぶとき、同じ75%配列でよく比べられるのが、薄型の「K3 Max」とアルミ削り出しの「Q1 Max」です。キー配列の考え方や接続方式はほぼ同じなのに、価格はおよそ2万円違います。
この記事では、Keychron Japan公式ストアの仕様表と、Amazon.co.jp・楽天市場の商品ページ(いずれも2026年10月20日確認)をもとに、「その2万円で何が変わるのか」と「どんな机・使い方ならどちらが合うか」を整理します。
Table of contents
先に結論:持ち運びと薄さならK3 Max、据え置きで打鍵感とカスタマイズならQ1 Max
- カフェや出先にも持って行く、手首を低く保ちたい:本体525gの薄型「K3 Max」。
- 机に置きっぱなしで、打鍵音・打鍵感やスイッチ交換を楽しみたい:本体1,724gのフルアルミ「Q1 Max」。
- 価格差:K3 Max(RGB・ホットスワップ対応)が楽天ビックで22,990円、Q1 MaxがAmazon.co.jpで43,890円。差は20,900円です(10月20日の表示価格)。
2台の違いを一覧で見る(公式仕様)
- 配列:どちらも75%レイアウト(ファンクションキー列と矢印キーを残したコンパクト配列)。この記事のカードはどちらも英語(US)配列です。
- 重さ:K3 Max=525g/Q1 Max=1,724g(±10g)。Q1 Maxは約3.3倍の重さです。
- 大きさ:K3 Max=306×116mm/Q1 Max=327.5×145mm。
- 高さ:K3 Maxはキーキャップを含めて前面17mm・背面22mm。Q1 Maxは公式表記で前面22.6mm・背面35.8mm、角度5.2°。
- スイッチ:K3 Maxはロープロファイル(薄型)のGateronスイッチ。Q1 MaxはGateron Jupiterスイッチで、3ピン・5ピンのMX互換スイッチにはんだ付けなしで交換できるホットスワップに対応。
- 構造:K3 Maxはアルミニウムボディ+IXPE・ラテックスの吸音フォーム。Q1 Maxは6063アルミのCNC削り出しボディに、ダブルガスケット構造と複数層の吸音フォーム。
- バッテリー:K3 Max=1,550mAh、Bluetoothでバックライト消灯時最大78時間/Q1 Max=4,000mAh、同じ条件で最大180時間(いずれもメーカーのラボ値)。
- 共通点:2.4GHz・Bluetooth 5.1(最大3台)・USB Type-C有線の3通りで接続でき、2.4GHzと有線では1000Hzのポーリングレート。QMK/VIAでキーの割り当てを変更でき、MacとWindowsの両方のキーキャップが付属します。
K3 Maxが向いている人:薄さと軽さで「持ち出せる」
K3 Maxのいちばんの特徴は、メーカーが「従来のスイッチより31%スリム」とうたうロープロファイルスイッチによる薄さです。キーキャップ込みでも背面22mmなので、ノートパソコンのキーボードに近い高さで打てます。パームレストなしでも手首を大きく反らせずに済むのは、薄型ならではの利点です。
525gという重さは、ノートパソコンと一緒にバッグに入れても負担になりにくい重さです。Bluetoothで3台まで切り替えられるので、仕事用のPC、私用のMac、タブレットを1台のキーボードで使い分けたい人にも合います。
注意点は、スイッチ交換の自由度です。K3 Maxのホットスワップ対応モデルで交換できるのは、ロープロファイル用のGateronスイッチに限られます。一般的なMX互換スイッチは使えません。また、楽天ビックで扱うホットスワップ対応のRGBモデル(22,990円)のほかに、ホットスワップ非対応の安いモデルもあります(公式ストアの表示で19,360円から。10月20日時点は公式ストアでは在庫なし表示)。
Q1 Maxが向いている人:机に置いて、打鍵感とカスタマイズを楽しむ
Q1 Maxは、アルミを削り出したボディに、プレートとケースの間にもシリコンパッドを入れた「ダブルガスケット」構造を採用しています。公式の説明では、金属同士の共振を抑えて打鍵時の衝撃音を減らすことが狙いです。1.7kg超の重さは持ち運びには向きませんが、打っているときに本体がずれにくいという意味では据え置き向きの重さです。
3ピン・5ピンのMX互換スイッチ(Cherry、Gateron、Kailh、Pandaなど)にはんだ付けなしで交換できるので、「最初は赤軸、あとで静音軸に替える」といった調整が自分でできます。キーキャップもMX互換の市販品が選べるため、見た目を変える楽しみもあります。右上にはノブ(回転ダイヤル)があり、音量調整などを割り当てられます。
バッテリーが4,000mAhと大きく、Bluetoothでバックライト消灯時に最大180時間とされているのも据え置きでは便利な点です。ただし、背面の高さが35.8mmあるので、手首の角度が気になる人はパームレストと組み合わせることを前提に考えておくと安心です。
2万円の差は、どこに払うことになるのか
- 素材と構造:CNC削り出しのアルミボディ、ダブルガスケット、多層フォーム。打鍵音と打鍵感に関わる部分です。
- 拡張性:MX互換スイッチ・キーキャップの選択肢の広さ。長く使って少しずつ好みに寄せていきたい人向けの部分です。
- バッテリー:容量は約2.6倍(1,550mAh→4,000mAh)。
反対に、接続方式(2.4GHz・Bluetooth・有線)、ポーリングレート、QMK/VIAでのキー割り当ては同じです。「キー配列を自分好みに変えたい」「複数台を切り替えたい」という目的だけなら、K3 Maxでも足ります。
こんな使い方ならこちら
- ノートパソコンと一緒に持ち歩く:K3 Max。重さ525g、薄型。
- 自宅の机で長時間タイピングする:Q1 Max。重くてずれにくく、構造で打鍵音を抑える設計。
- 手首を反らせたくない、パームレストを置きたくない:K3 Max。背面22mm。
- スイッチやキーキャップを替えて遊びたい:Q1 Max。MX互換に対応。
- 予算を2万円台に抑えたい:K3 Max。
買う前に確認したいこと
- 価格は2026年10月20日の表示です。K3 Max(RGB・茶軸・英語配列、K3M-H3-US)は楽天ビックで22,990円、Q1 Max(シェルホワイト・赤軸・USレイアウト)はAmazon.co.jpで43,890円。Q1 MaxのAmazonでの販売元はSUPERKOPEKで、表示時点で「残り3点」でした。価格・在庫・ポイントは変わるので、購入前に必ず確認してください。
- どちらもカードの商品は英語(US)配列です。日本語(JIS)配列を使いたい場合は、型番と配列を確認してください。
- QMKのレイヤーを使ったキー割り当ての考え方は、下の関連記事で紹介しています。
